韓国の人々(한국사람)

仁川空港のバス停留所の優しいアジョッシのお話

日本を出て、韓国へ飛ぶこと2時間。
韓国到着!

気温は零下5度。
さぶいし、荷物が重すぎることもあり、一旦ロビーで休憩。

そして、気合いを入れて外へ!
雪景色が広がる~。

チケットを購入後、バス停を探す。

すると、空港バスのおじさん登場。
(仁川空港には、おじさん達がバス停にいて、荷物を積むのを手伝ってくれます。)

おじさん「どこに行くんだ?」

私「延世大学です。」

すると、カートを無理矢理取って、バス停まで押してくれる。
バス停のところでストップ。

近くのベンチに座って待っていろとの指示。
やさしい。。
そして、向こうから私を見つめるおじさん。

座っていると、違うおじさん登場。

お「どこ行くの?」

私「延世大学です。。」

お「ふーん」

一旦、去るおじさん。

そして、戻ってくる。

お「寒いだろ。手袋しないと!」

私「あっ、大丈夫です。。」
(かばんの中に手袋あるけど、ただ出すのが面倒くさい私。。)

すると、おじさん、おもむろにポケットから水の入ったボトルを取り出す。
差し出されたけど、水飲む気分じゃないし、おじさんの飲みかけ。。。
若干、とまどう。

お「持ってみろ。」

私「あっ、はい。。」

あれ????
おぉーーーー!めっちゃあったかい~!!!!!

そして、おじちゃんは、「持ってな。」と一言だけ言い残し、去っていく。
かっこいい。。

一日中、外に立っているおじさん達を見ながらいつも
「大変そうだな~」と思っていたけど、こんな秘密があったのか~!

写真を撮るために少し持っているのもやっとなぐらい熱くて、
中はきっと熱湯だと思われる。

待っている間、20分くらい。
おじさん達は、なんか冗談を言いながら、楽しそうに
あっちのバス停に行ったり、こっちのバス停に行ったり。

切符売り場のおばちゃんに「あったかいお茶ない?」と言ってみたり、
私の前を通る時は、いつもにこっと笑い、てけてけ、また違うバス停へ。

もうすぐバスが来そうだったので、
「カムサハムニダ~」
とボトルを返すと、満面の笑み。

幸せそうだ、この人。
って思った。

そんな人を見たら、幸せになった。

自分もそんな、「この人見てると幸せだわ」って人になりたいと思った。

そんなこんなで、韓国アジョッシの優しさに触れながら、空港からソウルへ!