さて、結婚式が終わり、
友人写真を撮り終わった頃には、
友人以外は式場には誰も残っていない。
みんな既に食事をする場所に移動していました。
ということで、私たちも
受付時にもらった食券を持って２階へ移動！
食堂はこんなことになっています。
↓
新郎新婦の席とかは一切なく、
勝手に食べ出してオッケーです。
だから、式の途中で出て行ったり、
式が終わったらみんなせかせかと出て行って
「混む前に早く食べに行こう！！！」
みたいな感じです。
だから写真に写る人が少なくなるので、
「写真に写ってなかったら、
結婚式に来なかったのと同じことだから！」
と、新婦が友達たちに脅したりするわけです。
日本だったら、みんな一緒に食べるから、
食堂に急いでもしょうがないし、
普通に式の途中でいなくなるとかありえないもんね。。
日本の披露宴という感じは全くなく、
司会者とかがいるわけでもなく、
「結婚式後の昼食をみんなで食べている」
っていう感覚です。
基本的にどの結婚式もビュッフェです。
寿司があったり、
サラダとかキムチとか、
韓国料理もあり、
肉、天ぷら、レトルトだと思われるたこやき、
刺身、プチケーキ、フルーツ等、
いろいろあります。
そして、そこに韓服に着替えた新郎新婦が登場！！
それも、別に「じゃじゃーん」という登場はなく、
いつの間にか着替えて来てて、
各テーブルに行って挨拶。
と言っても、全てのテーブルに行くわけではなく、
「あっ、どうもありがとうございます」
って握手してると、後ろから話しかけられて、
またそっちに挨拶して、
ごちゃごちゃしてる内に次のテーブルに行って挨拶して、
そしたら親に「今度はこっち！」とかって呼ばれて、
また挨拶してにこにこして、
という感じで、なんだかめっちゃ大変そう。。
そして、いつの間にかいなくなる新郎新婦。
そして、１時半（式が終わって30分程度）くらいになって、
アナウンスがはいる。
伝統的な結婚式の儀式を１階でやるので来て下さいとのこと。
新郎に、
「見る機会あんまないと思うから見においでよ」と言われていたので、
私たちは昼食は適当に済ませて１階へ！！
おぉーーーー
なんだかきらびやか。。。
王と王妃という設定らしい。
というか、そういう服装。
でも、これは普通の人はほとんど見ないらしくて、
家族以外誰もいませんでした。
写真に写ってるのは、新郎の父母なんだけど、
礼をして、
酒と思われるものを新郎新婦がついで父母に渡し、
それを飲み、
父からの言葉、
母からの言葉、
そして、栗と梅を受け取るという儀式がある。
栗が男の子を現し、
梅が女の子を現す。
どれだけキャッチできるかで
男の子をたくさん産むか女の子をたくさん産むか見るらしい。
韓国でやりそうな儀式だ。
だけどね、新郎のおじいちゃんが出てきた時に、
おじいちゃんからの言葉を言ったんだけど、
そこでおじいちゃんが
「とりあえず息子を産め。わしからの言葉はそれだけだ。」
みたいなことを言って、
おじいさん的には悪気はないんだろうけど、
なんか、切なくなりました。
韓国では男の子を産むのがすごい重要って聞いてるけど、
なんか女の子は価値がないって言われてる気がして。。
新婦的にも義祖父にそんなこと言われたら
やだよねー。。
でも、韓国人との国際結婚で一番奥さんが嫌な思いをするのは
「息子を産む、産まない」とからしいから、なんか納得。
しかも、おめでとうとか他の言葉とかを言ってから
そのことを途中で言うならまだしも、
本当にそのコメントだけで。。
なんか、韓国の社会を見たって感じでした。。。
まー、でも、今はかなり変わってきてるっぽいけど
やっぱり昔の人には男の子が重要っていう考え方が
まだ根付いてるっぽい。。。
語学学校の先生も娘二人で、息子がいないんだけど、
娘たちが小さい頃は、父親に
「息子を産め。息子が産まれたら金やるから」
って言われて、
「大丈夫です。お金は必要ありません」
って断ったって言ってたけど。。
そして、その儀式は家族全員分行われます。
新郎父母から始まり、
新婦父母、両家祖父、おじさんおばさん、兄弟まで。
一回ずつ、
礼から栗の儀式まで全てやるので、
新郎新婦かなり大変そう。。
新郎のカナダのホストマザーも来てたので、
彼女も親戚の一人として同じように儀式をしてました。
正座をする習慣がなくて、
申し訳なさそうに体操座りしてたのがかわいかったです☆
「もう礼を受ける人はいないですかー？」
って感じで、まだ儀式が済んでない親戚はいないか確認して、
全員終わったら終了。
あっ、印象的だったのが、
だいたいおじぎをされるのは
親とか親戚とか年上の人たちばっかだから、
みんな机の向こう側にずっしり座って、
そちら側はおじぎしないんだけど、
新郎の弟が出てきた時には、
弟も一緒に立ち上がって、
新郎新婦に合わせておじぎしてました。
※新郎新婦は立っている状態から
ひれ伏すところまでおじぎをします。
横にいた新郎のお父さんが、それを指差しながら
「おなじレベル。おなじレベル。」
って少しだけ知っている日本語で説明してくれました。
やっぱりここでも上下関係がはっきりしている韓国。
すごいわ。
そして、これもお決まりらしいが、
新郎が新婦をおんぶして、一周回る。
たぶん
「一生世話します」的な意味。
だと思う。
そして、そこからもいろんな角度で写真を撮り、
新婦だけとか、新郎だけの写真撮影もあって、
ようやく終了！
約30分。
これで、全ての結婚式の行程が終了！！！
12時から式が始まって、
こんだけいろんなことがあって
2時には全てが終了するってすごいわ。
いやー、
もう二度と見ないかもしれない
貴重なものを見た感じ。
ということで、
結婚式に参加したにも関わらず、
時間がこんなにも余ってることにびっくり。
その後も、韓国を満喫できました♪
（明日へ続く！）
